国際宇宙ステーション実験でタンパク質結晶の成長素過程をその場観察:Crystal Growth & Design 誌に論文掲載決定

鈴木良尚 准教授らの研究成果がCrystal Growth & Design 誌に掲載決定しました。高精製グルコースイソメラーゼ結晶の成長界面における分子ステップの前進速度のその場測定に成功しました。高精製の状態では宇宙と地上での成長速度に差がないことを世界で初めて明らかにしました。宇宙における結晶成長界面のナノメーターレベルのその場観察はNASA(アメリカ航空宇宙局)やESA(欧州宇宙機関)でも全く実現できていない、本グループのオリジナル技術です。

著者:Yoshihisa Suzuki, Ai Ninomiya, Seijiro Fukuyama, Taro Shimaoka, Masae Nagai, Koji Inaka, Shin-ichiro Yanagiya, Takehiko Sone, Shingo Wachi, Satoshi Kawaguchi, Yasutomo Arai, and Katsuo Tsukamoto
論文題目: Highly Purified Glucose Isomerase Crystals under Microgravity Conditions Grow as Fast as Those on the Ground Do
掲載誌:Crystal Growth & Design
DOI: 10.1021/acs.cgd.2c00751